営業リスト作成をスムーズに始めるための基礎知識
営業リスト作成の課題
営業活動で成果を上げるためには、ターゲットとなる企業情報を整理した「営業リスト」が欠かせません。しかし、いざ作ろうとすると
- どの企業を載せるべきか
- どうやって情報を集めればいいのか
- 作業にどれくらい時間がかかるのか
といった疑問や課題に直面します。
この記事はこんな方におすすめ
- 費用をかけずに営業リストを作りたい
- 少人数・限られた時間で効率よく進めたい
- 初めて営業リストを作るので、具体的な方法や注意点を知りたい
この記事でわかること
この記事では、無料で営業リストを作る3つの方法を、初心者でも再現できる粒度で手順付き解説します。各方法のできること/できないこと、向いているケースや注意点もあわせて紹介するので、自分に合った方法を選びやすくなります。
まずはあなたに合う方法を確認
無料での作成に向いているのは、小規模から中規模(〜1,000件程度)のリストです。以下の早見表を参考に、該当する方法の解説から読み進めてください。
| ニーズ・状況 | おすすめ手法 |
| 小規模(〜100件)&精度重視 | 手動(エクセル) |
| 中規模(100〜1,000件)&効率化 | Excel Web取得 |
| 小規模(〜100件)&条件検証やたたき台作成 | ChatGPT |
1,000件を超える大量データ作成が必要な場合は、無料手法では現実的に難しいため、記事後半で別の方法をご紹介します。
無料で営業リストを作る3つの方法
方法1:手作業で作成(エクセル)
できること
- 数十〜数百件の精度重視リスト
- 条件が細かく限定されたリスト(例:東京都内の有機食品小売店)
- 情報源を選べるため精度・鮮度をコントロール可能
- 項目や書式を自由にカスタマイズできる
できないこと
- 1,000件以上の大規模作成は時間的に非現実的
- 情報の更新は手作業で必要
操作手順
STEP 1
Excelで項目列を作成する
- Excelを開き、新規シートを作成
- 1行目に「No.」「会社名」「業種」「住所」「電話番号」「メール」「ホームページURL」「備考」を入力
- 列幅を調整し、文字を中央揃えにするなど書式を整える
STEP 2
情報が集積しているサイトを探す
- 例:タウンページ、業界団体の会員名簿、自治体の事業者リスト、展示会公式サイトの出展者リスト
- 「業種+地域」で検索し、一覧表示されているページを見つける
STEP 3
ページ内情報を一括コピー
- 企業一覧ページで
Ctrl+A(全選択) → Ctrl+C(コピー)
- STEP1で作成したExcelシートを開き、「形式を選択して貼り付け → テキスト」を選ぶ(※通常貼り付けだとHTML形式で表が崩れる場合あり)
- 貼り付け後、列が1つにまとまっている場合は「データ」タブ → 「区切り位置」で列分割
STEP 4
不要列削除・書式統一
- 不要な列を削除し、必要列(会社名・住所・電話番号など)だけ残す
- 電話番号の書式を統一(例:03-1234-5678)
STEP 5
重複削除と保存
- [データ]タブ→[重複の削除]を実行
- 万全を期すなら100件程度ごとに別ファイルとして保存(データ破損防止)
ポイント:
- Google検索から公式サイトを1件ずつ回るより、情報が集積されている一覧サイトからまとめて取得すると圧倒的に早い
- 「形式を選択して貼り付け」でHTML書式を除去すれば整形時間が短縮できる
- 区切り位置やフィルターを使えば、1ページあたり数十件を数分で整形可能
方法2:ExcelのWebデータ取得機能
できること
- 表形式で公開されている企業名簿や展示会出展者リストを一括取得
- 数百〜数千件規模のデータを短時間で収集可能
- ページ構造が変わらない限り、更新ボタンで簡単に最新化できる
できないこと
- ページングがある場合は1ページずつ取得が必要
- 表形式でないデータは取得不可
- 取得先のページ構造が変わってしまうと修正が必要
操作手順
STEP 1
データ取得機能を開く
- Excelを起動し、新規シートを作成
- [データ]タブ→[データの取得]→[その他のソース]→[Webから]を選択
STEP 2
URLを入力する
- 対象WebページのURLをコピー
- ダイアログに貼り付け、[OK]をクリック
STEP 3
取得する表を選択する
- プレビュー画面で対象のWebサイトから取り込みたい表を選択。ページ内の表が複数表示される場合は該当の表を選択
- [読み込み]をクリックしてExcelに取り込む
STEP 4
データ整形
- 不要な列を削除し、列名を統一
- 住所や電話番号の形式を揃える
ポイント:
- ページが表形式であれば、コピー&ペーストよりも整形の手間が少ない
- 一度設定すれば「更新」ボタンで最新データに差し替えられるため、定期取得に向いている
- 不要な列や行は読み込み後すぐに削除し、項目名を統一することで後の加工が楽になる
- ページングがある場合は、複数URLを順番に読み込むか、1ページごとにシートを分けると管理しやすい
方法3:ChatGPT(無料版)活用
できること
- 条件指定で小規模(10〜50件)のリストを即作成
- 条件や列構成を自由に変更可能
- 作業工数をかけずに、簡易的なリスト作成や検証に向いている
できないこと
- 情報の正確性や最新性は保証されない。そのため、提示されたリストは必ずチェックする必要がある
- 大量件数取得は非対応
操作手順
STEP 2
プロンプトを入力する
※プロンプト内の地域・業種・取得項目は必要に応じて置き換えてください。
STEP 3
Excelに貼り付ける
- ChatGPTの出力結果をコピー
- Excelに貼り付け、列幅や書式を整える
STEP 4
情報を補完する
- 公式サイトで住所や電話番号を確認
- 必要に応じて備考欄にメモを追加
ポイント:
- 条件や列構成を自由に指定でき、試行錯誤が簡単
- 小規模件数なら最短数分でたたき台リストが作れる
- 出力された情報は公式サイトや信頼できる情報源で必ず確認する(ハルシネーション対策)
- 表形式出力を指定するとExcelへの貼り付けがスムーズ
- プロンプトを保存・使い回すことで再作成の手間を減らせる
営業リストの主な取得先
無料で営業リストを作る場合、どこからデータを取るかによって作成効率や精度が大きく変わります。以下は代表的な取得先と特徴です。
- Googleマップ
- 「業種+地域」で検索して表示された店舗・企業情報を活用
- 住所・電話番号・公式サイトリンクが揃っているケースが多い
- 商圏や地理的な位置関係を把握しながらリスト化できる
- 官公庁・自治体HP(オープンデータ)
- 商工会議所、経産省、自治体の事業者名簿など
- CSVやExcel形式でダウンロードできることが多い
- 信頼性が高く、最新情報が更新されやすい
- タウンページ
- 業種別の電話帳(Web版)
- 地域・業種・キーワードで絞り込み可能
- 電話番号・住所情報の取得に適している
- 展示会・イベント公式サイト(出展者リスト)
- 出展企業一覧ページから業界特化型の情報を取得
- 新製品や新サービスを扱う企業が多く、営業タイミングが良い
- 開催時期や業種に依存するため定期チェックが必要
- 業界団体や協会の会員名簿
- 特定業種の加盟企業が一覧化されている
- 高い業種一致率でリストを作成できる
- 一部、会員限定公開の場合がある
データは適宜更新されるため、定期的に営業リスト作成を行い、データの鮮度を常に新しく保ちましょう。
無料3手法の比較表
| 方法 |
難易度 |
制作時間(100件) |
精度 |
データ量目安 |
向いている人 |
| 手動(エクセル) |
★★★★☆ |
約3〜4時間 |
高 |
数百件 |
小規模・精度重視 |
| Excel Web取得 |
★★★☆☆ |
約1〜2時間 |
中 |
数千件 |
中規模・作業短縮 |
| ChatGPT |
★★☆☆☆ |
約10〜15分 |
中〜低 |
数百件 |
条件テスト・アイデア出し |
詳細版ニーズ別おすすめ早見表
| ニーズ・状況 | おすすめ手法 | 理由 |
| 小規模(〜100件)&精度重視 |
手動(エクセル) |
公開情報から正確に取得できる |
| 中規模(100〜1,000件)&効率化 |
Excel Web取得 |
表形式ページをまとめて一括取得 |
| 小規模(〜100件)&条件検証やたたき台作成 |
ChatGPT |
高速で仮リスト作成、条件変更も容易 |
| 大規模(1,000件以上)または短納期 |
外部データ利用(有料) |
数万件単位でも短時間で入手可能 |
無料の方法でも、小〜中規模であれば十分に営業リストを作成できます。しかし、1,000件を超える大規模データや短納期が求められる場合、無料手法では時間や労力の負担が大きく、実務上非現実的です。そうしたケースでは、外部データ利用が圧倒的に効率的です。
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